区政報告

甲田ゆり子は平成28年第3回定例会決算総括質疑に立ちました

甲田ゆり子は、平成28年第3回定例会の決算特別委員会において、総括質疑(1問1答形式・持ち時間90分)にたちました。

平成28年第3回定例会決算総括 甲田写真.jpg質疑の項目は以下の通りです。

、健康支援施策について

(1)健康づくり施策について

(2)がん検診の向上について

 

2、子育て支援について

(1)児童虐待について

(2)妊娠・出産・子育てトータルケア事業について

(3)子育て版地域包括ケアシステムについて

 

3、地域猫対策と動物との共生について

 

、障がい者施策について

1)障がい者施設の拡充について

2)「障害者差別解消法」の啓発イベントについて

3)子どもの発達支援について

4)道路のバリアフリーについて

 

【主な質疑内容】 ※詳細と答弁については後日、質問議事録をご覧ください

http://kugikai-nakano.jp/view.html?gijiroku_id=2903&s=&#S1

 

1、    健康支援施策について 

(1)健康づくり施策について 

 ◆27年度決算では、国民健康保険の給付費が前年より4億円以上も伸びた。これは、大きな医療費の増大であり、データによる原因・分析が必要と考える。 

◆世田谷区では「データにみるせたがやの健康」を作成。この狙いは、区民の健康状況を明らかにすることで、区民が自分自身の健康に関心を持ち、主体的な行動を継続できるようにすることにある。中野区でも今後、参考にし、区民の意識啓発と、健康づくり施策の根拠になるようなデータを可能な限り活用して区民の健康状況を明らかにし、それを区民に情報提供することができないかと考えますが、見解を伺う。 

◆中野区は、先般、スポーツ・健康づくり推進計画を策定しましたが、今後の取組みとしてどのような施策を打って医療費の増大に歯止めをかけていこうとされているのか。 

◆スポーツも大切ですが、私は、食事も非常に重要と考える。

生活習慣病予防の区民への意識啓発をするうえで、さまざまなステージにおいて、一貫して栄養指導、食の大切さを知らしめる施策はとても大切。やはり、中野区でも、「食育」という視点を大きく持って、健康づくりの施策を考えていくということが大事ではないか。そのためまずは、国の「食育基本計画(第三次)」に対応する取組みを検討していくべきと考えるがどうか。 

◆施策を打つ際には、働きかける層の焦点を絞り、インパクトのある掛け声がまず大事であると思います。その上で分野を超えた共同の取り組み、多くの人が集まる場所でのアピールができるよう、総合的な健康施策の検討を急いでいただきたいと思うがどうか。

 (2)がん検診の向上について

◆中野区では女性特有のがん、乳がん・子宮頸がんに関して、平成26年、27年とこのようなとても目立つデザインの勧奨ハガキを送付しているが、その効果があったと聞く。

 ◆「申込みのしやすさ」、「分かりやすさ」、「タイミングよく届くこと」、「受診料の安さ」が鍵となる。がん検診をこの際、勧奨すべき区民に申込み勧奨ハガキではなく、直接、受診券を送付するようにしてはどうか。

 ◆また、WEB申込みのアピール、サイトやアプリを通じた連続性のある健診結果のお届けなども検討してはどうか。

 ◆受診率アップの取組は、啓発事業とセットで、検診へ行かなくては、と行動変容につながる工夫をした取組を推進していただくことを要望したい。

多くの対象者への周知としては、たとえば小中学校のPTAに働きかけるなどして、啓発事業を行うとか、また、帝京平成大学で行うオレンジバルーンフェスタというイベント(中野区の後援となっているが)を区の健康イベントと位置付けて共催とするなど、積極的な取り組みを展開すべきではないか。

 

2、子育て支援について

(1)児童虐待について

 ◆報道で、児童虐待は増えているが中野区の実態はどうか。

 ◆虐待対応件数150件のうち、養育者のリスクの中で、家事能力の不足が1位で56%となっている。半分以上が家事能力の不足ということだが、平成24年度の資料をみると、16.8%でした。このことをどのように認識、分析しているのか。

 ◆児相に派遣(出向)している職員も3人目と伺っている。今までの都の児相の体制の中で行われてきた仕組みのうち、良いことは引き継ぎ、良くなかったことは思い切って見直していくことも必要。区に児相が来ると、どのようなメリットと課題につい伺う。

 ◆中野区は、仮称こども総合センターの児相の中に一時保護所は設けない、他区との共同設置を視野に入れて検討していくとのことであるが、他区と共同にした場合のメリット・デメリットをどのように捉えているか。 

◆里親さんは家庭における子育てのプロフェッショナルで今後ますます大切な資源。しっかり支援・養成の後押しをする取組みを始めていただきたい。中野区の里親は何人、また登録者は何人か。また、児相管轄だが、現状、里親さんの育成・支援はどんなものがあるのか。

 ◆里親の育成のため、現在の里親さんと子ども家庭支援センターとの懇談の場を設けてはどうか。児相立ち上げまでの助走期間にこういった方々の生の声をヒアリングしておくことが大事と考えるが、どうか。 

(2)妊娠・出産・子育てトータルケア事業について

 ◆27年度の実績と、トータルケア事業が始まってみての実感、「家庭に支援者が入っていくことの大切さ」について実感はどうか。

 ◆折角とりそろえたサービスだが、もう少し柔軟にして、全体の上限の範囲の中で、流動的にその利用者にとって使えるサービスに振り替えられるようにすれば、より、使いやすく産後うつを防止する事業となると考える。本当に支援が必要なところに必要なサービスが届くよう、様々検討してもらいたい。産後ケアの3事業の利用割合と声を踏まえて、より効果的な財源の活用を検討すべき。

 ◆産後サポート事業と27年度の実績は。

◆ニーズが高いので、さらに多くの人にこういう場を提供できるよう努力が必要と考えるがどうか。

(3)子育て版地域包括ケアシステムについて

◆地域の中には、子育て支援を無償で行なってくださっている方々が沢山いる。まずは、そういった民間活力による地域の担い手の方々に、ある意味、「縮充」による理解者、協力者となっていただかなければならない。

そのような皆さんの活動に耳を傾けることで、区と区民の皆さんとの合意点を見出すことができるのでは。これを機に、地域資源となる皆さんの日頃の活動、支援のステージなどを細かく聞いていくことが必要と考えるがどうか。

 ◆そこで、子どもに特化した支援をコーディネートする担当を各すこやかに配置してはどうか。例えば、最前線で地域の方と一緒になって親子支援に当たってきた児童館長・職員などが適任ではないか。見解を伺う。

 ◆今後、地域の子育て支援を担っている皆さんがどのように活動しているのかを地域にアピールしながら、区の職員も認識することができるようにするため、そういった場のひとつとして、たとえば「すこやか親子福祉まつり」(名前は何でもいい)といった、(各すこやか単位で)定期的に、子育て支援団体、地域の子どもたち、区の職員などが交流できるような催しを行ってはどうか。

 ◆(区長に伺う)子ども・子育ての分野で汗を流してくださっている方々の思い、活動を通して現状を知り、地域の資源をつなげ、後押ししていくには、地域の力を伸ばしていく支援を本気でやっていく、心ある要の人材を育成し配置していただくこと、そして、その現場のコーディネーターの意見を基に、ソフト面の支援を随時見直していくことが必要。子育て版地域包括ケアシステムを構築するためには、若い方たちが中野区で安心して子育てしていただけるよう、目に見えて、施設に変わる、「機能充実」を区民に広く示し、現場の声が反映する体制をつくることが重要と考えるが見解はどうか。

 3、地域猫事業と動物との共生について

 9/20~9/26は、環境省が定める「動物愛護週間」。まさに今。動物の愛護と適切な管理について考えたい。

◆飼い主のいない猫、いわゆる地域猫の事業の助成制度ができて今年で3年目。27年度までの過去2年間で不妊去勢ができた猫は何匹か。

 ◆いわゆる野良猫は減ったのか。また、指標になるとされる路上死体は減ったのか。 

◆それでは、猫によるトラブル・苦情は減ったのか?町会以外からの相談の件数は。 

◆猫が増えすぎているなどの苦情や相談の際、区はどのように対応しているか。 

◆そもそも、この事業の意義は、トラブルをなくし、動物と共生するためにやることである。区は町会と二人三脚で地域の見守り支えあいをしている。その意味で、町会が主体となるのは先駆的であり本来の姿勢としてはベスト。

今後もこの枠組みで、さらに推進のスピードが上がるように努めていただきたい。

そのために、町会・自治会の負担軽減策を検討してはどうか。

例えば、ハンドブック「町会長のための野良猫講座」は参考になる。また猫の避妊去勢手術よりも「広報費」に力を入れた町会がある。そういった町会の良い取組みを共有できるようにしてはどうか。また、取り組んだ町会の生の声、体験談を聞く場の調整など、区民全体の意識を高めるための取組みも欠かせない。区役所1階ロビーなどで、動物愛護の取組みに関する展示も行うべき。また、「ちよだ猫まつり」のようなイベントの開催も考えられる。様々な区の後押しをもう一歩加えることにより、中野区の事業も、区民の理解を得て、活動町会の負担軽減にもつながると考えるがどうか。

4858_地域ねこHAND BOOK_20160224_ページ_2.jpg ◆保健所だけでなく、地域住民と接するあらゆる分野の区職員が、地域猫活動の意義や実際の取組みをもっと良く知り、様々な場面でアドバイスを行なっていただきたい。そのためには職員への周知も必要。これから活動に取り組む町会・自治会への後押しのためにも、広く発信していただきたいと思うが見解は。

 ◆災害時にペットの問題はとても大きい。「犬」や「猫」が避難所に収容された際に、我慢ができるような日ごろの「しつけ」も大事になってくる。その意味で、「しつけ教室」をする場の確保、提供をしてはどうか。平和の森公園のいわゆる「ドッグラン」(犬のひろば)は、今回平和の森公園整備計画によると、拡充されることとなったが、今のところどのように拡充する予定なのか。

 ◆この犬の広場を使って、ペットのしつけ教室などを実施している団体にも、獣医師会と連携して積極的に取り組んでいただくよう依頼してはどうか。 

◆犬や猫のペットを飼っているひとり暮らしのお年寄りが亡くなった場合など困るケースがある。東京都では、「ペットと暮らすシニア世代の方へ」というパンフレットを作成している。区として、こういったものをまずは高齢者を援助し相談に乗るような身近なケアマネージャーやヘルパーなどに高齢者とペットの問題を理解してもらうことも大切だと思います。地域包括支援センターや社会福祉協議会などを通じて周知していただくよう、進めてはどうでしょうか。 

4、障がい者施策について

 (1)障がい者施設の拡充について

障害のある方の施設の充実、在宅の障害者の家族のレスパイトとなるショートステイ(短期入所)の充実が必要。また、親亡きあと、入所できる施設やグループホームが不足している。

 ◆グループホーム・ショートステイについて、区の計画はどうなっているか。 

◆毎年2ユニットということだが、どんな方法で増やしてきたのか? 

◆ある障害者施設を運営する法人が、地元の不動産屋さんより、民間のアパート等の情報提供をしていただき、うまく調整していただき、グループホームの開設に結びついたと語っていた。区として不動産会社へさらに働きかけ、積極的なマッチングや相談ができることの周知をする取り組みを要望するがどうか。 

◆重度の方に対するグループホームについて、現在の実態は。 

◆重度障害者のグループホームについて、今後の必要数は把握できているのか。 

◆通所施設を拡充する計画はどのようになっているか。

 ◆通所施設の中で、全体的に、日中の施設外活動が縮小していると聞いているが、原因は利用者の高齢化、重度の方の増加、職員の定着等、厳しい現状も色々とある。障害があっても毎日単調な生活を強いられるのではなく、遠足などの催しを楽しみに心待ちにしている方もいる。区として是非支援をすべきと思うがどうか。 

(2)「障害者差別解消法」の侵透のための啓発イベントについて 

◆今年4月より「障害者差別解消法」が施行された。この法律施行について、さらなる周知のためのイベントなど、実施予定はあるのか。

 ◆できれば、みなさんが楽しめる演劇、ダンス、音楽、映画などを企画してはどうか。目がみえなくても耳が聞こえなくても楽しめるバリアフリー映画というものもある。福祉団体だけでなく、広く、多くの企業・団体に呼びかけてきていただくよう、アピールすべきと考えるがどうか。 

(4)道路のバリアフリーについて (このあと(3)と(4)の質問順番入れ替え)

◆国土交通省の定める歩道の一般的構造に関する基準等には、歩道の構造として、「車道との段差は2㎝を標準とする」とある。車いすにとって段差はきつい。しかし視覚障がい者にとっては、杖を当てて歩行の助けにする関係もあり、この段差が重要で、全面的にフラットにはできないということもある。視覚障害者にも配慮しながら、このような箇所の改善を図れる方法はないものか。 

◆中野区では研究結果を活かし、車いす利用者の安全確保に努めるべきと思いますが、検討の余地はあるのか。 

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(3)子どもの発達支援について 

◆発達に遅れがある子どもの支援については、児童福祉法に基づき、児童発達支援サービスが受けられることになっている。施設に通所するなどの支援(給付)を受ける場合の手続きの流れはどのようになっているか。

 ◆「障害児」の担当はどこか。 

◆「障害児」の通所施設等への給付費支給申請にかかわる事務はどこがやるのか?また、相談はどこが受けるのか。 

◆子どもの発達に関する相談支援について、専門のセンターを設けている自治体もある。中野区ではすべて、すこやか福祉センターでワンストップでやるというが、実際のサービスを受けるまでの課程でどうしても担当が分かれており、分担して行なっているため、折角入口に入ってきても、その先の道筋が分からず、こぼれてしまう、いわゆる支援の隙間に落ちてしまうケースがあるものと感じている。このような課題について、今後、区としてどのように改善を図るべきか、また、子どもの発達支援の充実について、見解を伺う。 

◆要は、どのような場合も、本来は一貫して子育ての分野でみてあげられれば一番良いと思う。障がいがあったとしても認めたくない親御さんも多い。通所施設の給付を受ける際、中野区からの通知が届くが、その封筒差出人が「障害者相談支援担当」と書いてあるだけでショックを受けてしまった方もいらっしゃる。こういったことは一例ではあるが、担当が分かれることによってフォローがしづらい事例です。子育て支援の施策の中で、何らかの配慮をできないものか、検討していくべきではないか。見解を伺う。