vol.037 2025年 新春号

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以下ニュースのテキスト記事を掲載します

ご挨拶

 甲田ゆり子は、20249月より、会派の副幹事長と議会運営委員会の委員を拝命しました。従前からの少子化対策・地域包括ケア調査特別委員会の副委員長、広報委員会委員に加え新たな責任が増えておりますが、区政改革を推し進めるため、全力でチャレンジしています。

 現在、中野区政の課題は山積です。少子高齢化や災害、犯罪の不安に加え、中野駅周辺におけるまちづくりの停滞もあります。将来にわたり持続可能な中野区であり続けるため、よりいっそう丁寧に地域の皆様の声を大切に、着実な前進を期してまいります。今後とも、甲田ゆり子にご意見・ご要望をお寄せください。                                                          

2025年 1月 甲田ゆり子

11

〇区長へ令和7年度予算要望を行いました(153項目)

〇115日 公明党議員団として令和7年度予算要望書を区長へ提出

〇寄せていただいた各種区内団体や区民の声を届けました

主な要望

〇家計を助ける物価高騰対策 

〇子育て支援の拡充

〇バリアフリーのまちづくり 

〇気候変動対策 

〇災害・防犯対策 

〇高齢者の支援 

12月 

〇令和6年度第5号補正予算が行われました

主な項目

〇物価高騰対策  

・介護サービス事業所、保育施設、私立幼稚園などに対する支援

〇気候変動対策  

・省エネルギー設備等の設置に係る費用の一部補助の追加

太陽光発電システム、エネファーム、エコキュート、高断熱窓・ドア(改修)など                

16日から申請再開!  詳しくは中野区HP☛

〇高齢者支援策 補聴器購入費用助成の追加  詳しくは中野区HP☛
〇もの忘れ検診受診の追加  詳しくは中野区HP☛

 

甲田ゆり子の議会発言

2024.9.20 決算特別委員会 総括質疑                  

 

【Pickup1】在宅避難者のための支援拠点をつくれ

 

★大地震の際、人口の85%以上が在宅避難者となる。 

★現状、在宅避難者も各地域の避難所に行って物資等の供給を受けることになっている。

★避難所は避難者で混乱している可能性が大きく、近年は車中泊も増えている。

★そこで内閣府では「避難生活の環境変化に対応した支援」を検討し、在宅避難に必要な支援物資の検討や在宅避難者等を支援するための拠点の設置を検討すべきであると掲げた。


☛以上を踏まえて以下の質問をしました。

問 国で検討している、避難所以外で在宅避難者用の物資や情報を得ることのできる

  「在宅避難者支援拠点」を、地域ごとに設けるべきでは。

答 国の検討会の取りまとめ等を参考に研究したい。

問 区民活動センターの職員など日頃から地域と接している部署と防災危機管理課

  とが一緒になって防災の課題について横断的な検討をし、曖昧になっている問題

  を整理する必要があるのではないか。

区長 認識は同じで、組織横断的な取り組んでいるが、引き続き取組みを推進していく。

【Pickup2】不法投棄の実態把握と区の取り組み強化を  

 

★「ごみの不法投棄を改善してほしい」との声が多い。「不法投棄は犯罪である」というステッカーを貼っても効果が薄い、通報は中野区公式LINEでも行えるがLINEの通報は苦手な方も多い等の課題を挙げ質問。

★足立区の「不法投棄110番通報登録制度」事業を調査し、効果として年々不法投棄が減少していることを紹介。

☛中野区としても不法投棄の実態を把握して一歩踏み込んだ予防対策を講じるべきと質問しました。

☛今回の質問により、中野区の実情が※表1のとおりであることが判明しました。通報件数すら把握していなく、全体を取りまとめる部署がないことから残念な答弁でした。引き続き改革に取り組みます。

 
※表1 不法投棄の通報・処理状況(令和5年度)

 

通報件数

処理件数

主な不法投棄ごみの種類

処分方法

清掃事務所所管

把握なし

2,357

布団、敷物、衣装箱、スーツケース

通常のごみ処理ルートで処分

公園所管

把握なし

117

生活ごみ、マットレス、スーツケースなど様々

一時保管し、道路所管と公園所管合同で事業者に委託して処分

 

道路所管

277

32

上記と同じ

上記と同じ

 
 

そのほかの質問

〇妊娠・出産・産後の支援について

・家事・育児支援事業利用申込みの電子化を

・産後ケアの予約時空き情報の見える化と統一的なオンライン予約を

・緊急対応できる助産院への助成支援を

・「かんがるー面接」の委託先は助産師を中心に、丁寧な説明を

・助産院での妊婦検診受診が還付式でなくなったことの周知を

〇中高生年代向け施設について

・施設や場所ありきではなく、幅広い中高生の意見を聞いた施設計画を

〇病気予防について

認知症施策「ユマニチュード技法」導入

帯状疱疹ワクチン 国の定期接種化を見据えた検討を

RSウィルス感染症 感染症の周知を

糖尿病腎症重症化予防 効果的な施策を

2024.11.28 本会議 一般質問                         

 

【Pickup1】平和事業と国際交流について

問 戦後80年の節目である来年は、より一層の平和啓発事業を。通常の平和事業に加え新庁舎1階でのイベント等を企画してはどうか。

答 例年よりも拡大した形で新庁舎1階を活用した展示棟の実施を検討する。

問 国際交流は、将来にわたる平和の礎を築く意義深いものであり、毎年しかるべき予算を計上し、交流事業を継続的、積極的に行うべき。姉妹都市交流の大切さを区長はどう考えているか。

答 次世代を担う子どもたちにとって多様性の理解、国際的な視野を広げるきっかけに繋がる。友好都市自治体との情報共有や意見交換をし、関係を深化していく等、多文化共生のまちづくりに努めていく。

 
 
 

【Pickup2】新たなモビリティとモビリティ・ハブについて 

モビリティとは

新技術を活用した新しいタイプの乗り物

モビリティ・ハブとは

交通結節点のこと 

地域内に路線バスや自転車、新たなモビリティ、徒歩等の交通モードを切り替えることが出来る交通機能が備わった拠点

(中野区地域公共交通計画より)

問 電動シニアカーなどの新たなモビリティは今後需要が高まると感じている。南北の交通や回遊性に乏しい中野区の交通網からみると、バスから電動シニアカーなど小型モビリティに乗り換え、周辺施設での買い物や病院などを回って、休憩もできる待合スペースのようなモビリティ・ハブがあれば、便利で出かけたくなるまち、住み続けられるまちとなるのでは。区民の利便性向上のため、「バス停に近い公共施設の一角などを利用して可能な限り、屋根付きベンチなどがあるモビリティ・ハブを創出してはどうか。例えば、旧商工会館の跡施設の活用も検討すべき。

答 モビリティ・ハブの導入について検討し、区民が出かけたくなり、住み続けられるまちの実現を目指していく。

モビリティ・ハブのイメージ 

出典:「中野区地域公共交通計画」                                  
 

そのほかの質問

 

〇自転車駐車場の確保について 中野駅周辺の現状から少しでも多くの駐輪場確保に努めるべき

〇(仮称)SWC NAKANO構想について 健康施策だけでなく、まちづくりの観点からも考え方を示すべき

〇コミュニティ・ソーシャルワーカーについて 社会福祉協議会と一体となり、地域の課題解決を

〇民生委員の活動支援について 担い手不足解消のため他区に遜色ない活動費へ引き上げを

〇中高生の居場所支援について 

・多様な中高生の声を聴けているのか

・特に孤独・孤立を感じている中高生の居場所機能を区内にバランスよく作るべき

・繁華街も近い旧商工会館跡地は中高生の施設に適さないのでは

 

TOPIX   中野サンプラザの建て替え計画が見直しに  

 

. 予定していた計画

 中野サンプラザは築50年超。老朽化や業績などに課題があり、旧庁舎跡地を含めて民間事業者による再開発を計画、2023年に閉館しました。2024年度に事業認可を取得したのち解体の上、新たな複合施設を建設することとなっていました。

NAKANOサンプラザシティ(仮称)」として、地上62階・高さ262メートルの高層ビル(商業施設、宴会場や会議室、住宅)のほか、最大7,000人規模の大ホール、ホテルなどを備えた複合施設を建設(事業費2639億円、2029年度完成)の予定でした。(再開発の事業者は野村不動産を代表とするグループ)

 

2.突如、計画見直しへ

しかし、20249月初旬に突如、事業者側から「工事費が想定より900億円以上増加する」との連絡があり、事業者は都への事業の認可申請を取り下げ、計画を見直しせざるを得なくなりました。完成は予定より大幅に遅れることになりそうです。

 3.現在の検討状況

中野区は、この事態を受け、建物の規模や機能の再検討を進めることに。事業者と協議を進め、新たなスケジュールを今年度内に提示する予定とのこと。12月に開催された区議会定例会では、施設計画変更の考え方を示し、「建設予定ビルの住宅部分を4割から6割に増やすなどの変更を検討しているが、これまでに示しているコンセプトや必要機能は概ね満たされる」等との報告がありました。

一方で、議会側からは、「住宅部分を大幅に増やすことはすでにコンセプトが崩れている」、「中野区としてこれまでの事業者との交渉に問題があったのでは」、さらに、「物価高騰の影響だけではないのでは」、「事業の遅延による追加費用負担については、見積もりの甘かった事業者にも大きな責任がある。しっかり負担を求めていくべき」などの意見があり、紛糾しています。

 4.持続可能な区政を求める

これまでも区は、事業者からの申し出を聞き入れ、容積率の変更など事業計画を見直してきましたが、その後、継続性・採算性のリスクが高い展望施設などを区が所有、運営することに踏み切るなど、懸念事項が多くありました。今回のことは、昨今の物価高騰の要因想定をはるかに超えたものであり、短期間の間に事業認可申請の取り下げにまで至ることは看過されるものではありません。これ以上区民の負担や損失が増えることのないよう、改めてよく検討し、区民への説明責任を果たしながら進めていくことを強く求めてまいります。

甲田ゆり子 主な活動報告 20244月~20249

56月 運動会(五中・中野中・令和小・平和の森小)

79月 各種お祭り (上高田・新井・盆踊り)

8月   中野区平和のつどい

8月   上高田隣人協力会会館完成・内覧会

 

  

甲田ゆり子の区民相談(生活相談)件数 

20244月~202411月・・・229件  累計 4,074件  20115月初当選時より累計