甲田ゆり子です。
野方商店街・野方WIZ(野方区民活動センター)ギャラリーにて行われていた「アール・ブリュットde街おこし展」に、高倉良生都議会議員とともに鑑賞に行ってまいりました。
▲野方商店街振興組合・榎本代表理事(写真右)から説明を受けながら作品を鑑賞する高倉都議(右から2人目)、甲田ゆり子(右から3人目)、地元の平山ひであき区議(左)
野方でのアール・ブリュット展は3回目。
榎本代表理事は、この芸術に対して素晴らしい認識をお持ちです。
「障害者らの芸術ではあるが、障害者だけの作品ではない」。
「もっというと、こんな素晴らしい作品を『作ることのできる人』と、私たちみたいにまったく『作ることのできない人』。どっちが障害者か分からない」と
確かにその通りだと思いました。
私もこの芸術に出会って以来、多くのことを学びました。
私たちの心のどこかにある「差別意識」や、「人に認められたいという意識」。そういった心に支配されている人間と、認められようなんて微塵もなく、ただ無心に自分自身の心の豊かさ、楽しさ、美しさを表現し続けている人間と、どちらがより境涯が高いのか?と思ってしまったりします
今回、区内でも屈指の賑わいを保っている野方商店街の多くのお店に協力を呼びかけ、ギャラリーだけでなく、それぞれの店先に作品の写真ポスターを掲げてもらいました。
このポスターがあるお店では抽選券"抽選"が配布され、それをもってWIZのギャラリーにて開催中の同展へ行き、抽選箱に抽選券を投函すると素敵な景品が当たるラッキー" という催し(ストリートギャラリー展)を実施。
さながら街中が美術館といった雰囲気になり、楽しい企画に誘われて、大人も子どもも興味深々になっていました。
ふつうの美術館であれば、こんなに多くの人が気軽に観に来てはいませんが、野方は商店街の中にあり、街をあげて応援しているとあって周知が進み、ギャラリーにも多くの人が鑑賞しに来ていらっしゃいました。
高齢のご婦人が、「これを観に来たかったのよ!」と話されている声が聞こえてきました。
まさにアール・ブリュットは、今やこのように中野区を発信地として、多くの区民に愛されていることを感じます。
15時からは抽選会など、外の広場で行われていました。
高倉都議が紹介され、挨拶をしました。
9日間続いたストリートギャラリー展、スタッフの皆様、ご協力いただいた皆様、本当にお疲れ様でした!