子どもの人権を擁護し、救済を図るために設置された、世田谷区「せたホッと」(世田谷区宮坂にある子ども・子育て総合センター内)をわが会派5名で視察させていただきました。
世田谷区に在住・在学・在勤している人より相談を受け付けます。
対象は、本人(18歳未満の子ども)、その子どもの保護者・関係者。
相談時間は月曜から金曜:午後1時~午後8時、土曜:午前10時~午後6時。
相談方法は、電話(フリーダイヤル)でもfaxでもメールでも手紙(ハガキ)でも、もちろん面談でもOKと柔軟な体制です。
いじめや虐待など、開設から1年で、130件以上の相談を受け付け、述べ780件以上の対応をしているとのこと。
学校のスクールカウンセラーや、中野区でいう「心の相談教室」も学校内に設置されていて、それでもこの「せたホッと」で初めて相談ができる子どももいるそうです。
それは、匿名でも受け付け、そして、秘密厳守を謳っていることも理由のようです。
誰にも言えない悩みを相談できる駆け込み寺は、狭い社会の中に身を置く子どもたちこそ必要としていると実感します。
区内の公立に限らず、私立の学校の子どもたちも含め、すべての学校の児童生徒にこのリーフレットやカードを配布して周知をしているとのことです。
これから大事な先進的取組みを見させていただきました。
世田谷区は本当に重層的な支援ができていると感じます。