東中野ポレポレ座にて、ドキュメンタリー映画「毎日がアルツハイマー」を鑑賞しました。

認知症について、とても勉強になりました。

映画の合間に、土日祝日だけ開催されるスペシャルトークショー企画があり、今日のトークは、日本医科大学精神科医の上田諭先生でした。

このトークショー、聞けて良かったです!

上田氏著書の「治さなくて良い認知症」は、このタイトルゆえに、医師たちから「異端」と言われたそうです。

しかし、上田先生は、自らの経験を通し、はっきり言って今の医学ではまだ認知症の根治法が無い。それなのに「治せる」かのように期待させ、「治す」ことにとらわれすぎて薬に頼り、有害である薬をむやみに使うことは医療者の責任としてやるべき順序が間違っているという主張。

認知症は、治すことより、本人の「自尊心」・「張り合い」を取り戻させることが何よりも大切なこと。家族がそういう考え方を持つ時、患者も家族も楽になり、病気を「受け入れる」ことができる、と。

この映画からも、素敵な家族の愛情を感じました。

「認知症になっても幸せを見つけることができる」・・・そういう生活を、医療・福祉・行政・そして世の中のみんなで応援することができる社会にすることが、これからの認知症対策なのではないか、と感じました。

「毎日がアルツハイマー2」も、時間を見つけて観に行こう!と思います(^.^)

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