8月8日、岩手県花巻市の助産師による被災ママを支援する「まんまる」を視察させていただきました。

この日は、ちょうど、定期的に行われている被災ママと子どもたちの交流のスペシャル版として、復興支援団体「ゆいっこ花巻」さんの主催で、「プロボーラーと楽しむ夏休みボーリング大会」が行われていたため、見学をさせていただきました。

プロボーラーが遠くから3名来て、子どもたちにボーリングが楽しんでできるよう明るく指導してくれていました。多くの皆さんが被災した子どもたちに元気・笑顔を届けようと頑張っている姿に胸打たれました。

そのあと、被災ママたちからお話を聞ける場を昼食(冷麺セット)を食べながら設けていただき、いろいろと当時の避難所等での大変だったお話を教えていただきました。

公明党は、3.11直後から女性防災会議を立ち上げ、盛岡女性センターの田端八重子氏や、元兵庫県理事(兵庫県立女性センター初代所長)の清原桂子氏などと連携し、「女性の視点を防災に」と様々政策を作ってまいりました。

それから3年。いま一度、当時を思い起こすことが必要と感じていました。

今回やはり、生の声が大切と実感。

お話をしていただいた方々に感謝です。

自分は被災していなくても、毎月、被災ママたちに地域のつながりをつけてあげようと支援している子育てママたちにも感動しました。

昼食懇談会の後、「ゆいっこ花巻」事務所にも案内していただきました。

沿岸部より内陸部に移り住んでいる被災者の方々は、まだまだ定住先が決まっていない方も多く、復興住宅も遅れているため、プレハブの仮設や公営住宅に住み、毎年支援が減額されるのでは、と不安な毎日を過ごされています。阪神淡路大震災のとき、3年経過時に自殺率が2倍に上がったというデータがあるそうです。国の施策も現地から見れば行き届いていないところが多くあります。

そうしたご意見もいただき、ネットワーク力を生かして、何とか応えていきたい、と決意をして帰ってまいりました。

最後に、三陸の被災地支援アンテナショップ「結海」でお土産を購入。短い時間でしたが、濃い視察をさせていただきました。

助産師さんにいただいた、(社)日本助産師会岩手県支部作成の防災book「いわてあんしんママポッケ」がとても素晴らしいのでご紹介します!

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