3月の中野区議会定例会では、いよいよ、平和の森公園再整備基本計画(案)が示されました。

前回(基本構想素案)と大きく変わったところは、

①現・草地広場に併設する予定の競技トラック(園路)について

前回は、イメージとして、草地広場の真ん中に斜めにトラックが設置されるようになっていましたが、今回、南側の半分にトラック設置、北側半分はトラックが占有されている時でも自由に使えるスペースにすることが可能だそうです。

甲田ゆり子は、「極力、いつでも自由に使用できるスペースの確保を」と、訴えてまいりました。

②「犬の広場」いわゆる「ドッグラン」について

前回は、特に示されていませんでしたが、「ドッグラン」は小さいながらも中野区唯一のものであり、存続を願う声が多かったため、存続として示されました。

③「多目的広場」について

前回は、少年スポーツ広場が多目的広場になるということだけでしたが、今回、規模が示されました。(図参照)

④体育館の概ねの内容、規模についても示されています。

そのほか、各機能について具体的に示されました。

下記参照。

平和の森公園再整備の基本的な考え方

 

Ⅳ.平和の森公園再整備の具体的な方向性

 

(1)公園機能の充実

 

①憩い・休息機能について

・酷暑時や降雨時の利用が可能なように、体育館周辺に半屋外施設を整備する。

・公園内の既存樹の密度調整により林内を明るくする等、園内に明るく快適な休憩スペースを点在させる整備を行う。

 

②スポーツ・健康増進機能について

・草地広場東側の未開園区域に体育館を整備する。

・体育館を利用した更衣室やシャワー施設等の整備により運動施設の利用活性化を図る。

・通年利用可能な仕様による、明るく安全な親水施設を再整備する。

・大人も利用可能な野球やフットサル、少年サッカー等に利用できる多目的広場を整備する。

・ウォーキングやジョギングができる園路とは別にトラック競技にも利用できる園路を整備する。

・幼児が安心してボール遊び等もできる安全な草地広場を確保する。

 

③交流機能について

・地域イベントや人が集えるような半屋外空間を備えた体育館を整備する。

・公園東側の国家公務員宿舎跡地を取得し、広場として活用する。

 

④環境保全機能について

・体育館を未開園区域に整備することで、既存の公園環境への影響をできるだけ抑える。

・森林の多様化、水辺の多自然化を図り、多くの生き物の生育・生息できる環境を整備する。

 

⑤オープンスペース・景観形成機能について

・景観の骨格となるみどりは残しながら、既存樹木を整理し、四季を感じられる落葉樹や草花を補植する。

・平和の森公園のシンボルである既存ケヤキ並木のプロムナードを保全し、かつ新たな並木を延長させる。

・未開園区域を活用し草地広場の拡充を図る。

 

⑥歴史文化機能について

・平和の森公園の前身である旧中野刑務所が、戦時中に政治犯や思想犯を多く収容していた歴史的な経緯も踏まえて、区民が身近にこれらの歴史について触れ、平和の大切さについて考えられる公園として整備する。

 

(2)防災機能の向上

 

・体育館を利用して帰宅困難者の一時滞在スペースを確保する。

・体育館内に防災備蓄倉庫を整備する。

・体育館を利用して警察、消防、各種支援団体、ボランティア等の活動拠点、支援物資保管スペース等を確保する。

・草地広場、多目的広場等のオープンスペースを拡充する。

・既存防火樹林を保全する。

 

多くの機能が拡充をされ、ひとつひとつ、区民の皆様の要望もかなえられるカタチになってきたと思います。

 

この計画が、すべて実現するように、さらなるご理解とご協力を賜り、そして、さらに細かな部分について気になることや、ご意見がございましたら、お寄せいただければと思います。

区の意見交換会も4/8から3回開催されます。

 

意見交換会 の開催

日 時

48() 午後 7時~9

4 10 () 午後 2時~4

411() 午後 7時~9

場 所 区役所9階会議室

今後の予定

(1)平成 28(2016) 4月 意見交換会開催

(2)平成 28(2016) 5月 基本計画(案)策定 、パブリックコメント実施

(3)平成 28 (2016) 6月 基本計画策定 、基本設計等

(4)平成 29 (2017) 年度~ 工 事

(5)平成 31 (2019) 年度 開 設

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