区民の皆さんが私道の整備(舗装工事・下水工事)を行う場合に、中野区では工事費の一部を助成する制度を設けています。
助成を受けるには一定の要件が必要※ですが、これまで、私道の所有者全員の承諾がない限り助成を受けることができませんでした。そのため、所有者不明などの場合には手をつけられず困っている方が多くいました。
(※中野区ホームページ参照→検索「私道整備助成と私道排水設備助成」参照)
甲田ゆり子は、2016年にこのことを質問で取り上げ、その結果、2017年4月より、新たに「部分補修」の要件が要綱に加えられました。
要件を満たせば、一部の所有者の承諾であっても、部分的に工事の助成金を申請できる制度へ改善されました。
(平成28.11.25甲田ゆり子一般質問にて推進)
この制度要件見直しにより長年の問題を解決できた松が丘1丁目・塚原眞理子さんの喜びの声
以前から下水の異臭が漏れいてると、私だけでなくこの沿道の方たちが皆さん困っていました。道路は私道になっており、区役所へ相談しても取り合ってもらえませんでした。私道の所有者は不明で、調べても大正時代から所有者の変更がされておらず、そのまま何十年も放置されていました。
甲田さんに相談したのは3年半前。その後、法務局の公図に誤記を発見。甲田さんにはこれをまず訂正するところから動いていただきました。中野区に要望書を出すなどして尽力してくれました。
2名のうち1名の所有者は何とか見つかり、工事の承諾をいただきました。
ところがもう1名がどうしても見つからず、不安でいっぱいでした。
今回の要件見直しで、一部の所有者の承諾で可能な限りの整備ができました。
下水管の工事も同時に行うことができ、区から9割の助成金をいただいて、残りの1割を沿道の皆さん5世帯で按分負担をし、無事、工事を完了させることができました。甲田さんの親身な対応に感謝しています。