中野区医師会主催の区民公開講座に行ってきました。
雨の中、たくさんの方が集ってきていました。
今日のテーマは、
いま、学校で始まるがん教育
「がん」になるってどんなこと?
講師は、東京女子医大がんセンター長の林和彦先生。
中野区でも林先生のおかげで少しずつ「がん教育」が進んできています。
普通のがんセミナーでは、がんの予防や治療法について語られることが多いのではと思いますが、林先生は、後半とても良い話をしてくださいました。
がんになったときの備え(知識や保険と貯金の話を含め)、仕事、家族の助けについて。
また、今はまだまだ、社会の中ではがんになった人に対する対応が遅れていて、当事者も、がんと診断された直後にまだ治療もしていないのに、会社を辞めてしまう人が多いとも。
「がんを克服した人は、そうでない人よりも、乗り越えているものが違うので、良い仕事をします。一度、死の局面から立ち上がった人は、人生にとって大切なものは、お金や地位や名誉ではなくて、生きていて働けることそれ自体が幸せと感じ、人のために懸命に働く。そういう人材をミスミス失っては実は会社にとって損失が大きいと。この話を企業などですると、皆さん、ハッとした顔をするんです。」と。
そんな、がんを経験した体験を活かすことによって、がんになったらすべて終わりでもなく、強く生き抜く力を教える!という、素晴らしい医師の言葉は希望を与えるものとなりますね。
がん予防に大きな効果の見込まれる「がん教育」
どんどん進めてまいります!!