平成30年第1回定例会において、予算総括質疑に立ち、皆様が不安に思われている内容について、質疑を行いましたので、この答弁を含めてQ&Aにてお伝えいたします。

なお、質疑そのものの議事録はこちらから→http://koudayuriko.com/blog/20180405_000296.html

①Q.「およそ17,000本もの樹木を伐採する」と言って騒がれていますが、どういうことですか。

 

①A. 平和の森公園には、現在約1,300本の中高木があります。今回の再整備では、多目的広場の改修等により「伐採」される中高木(2.5メートル以上の独立した木)は、約250本です。また、樹木の健全化を図るために行われる「間伐」は、約220本で、合わせて470本ほどが減少します。その後、約350本を補植する予定です。

そのほか低木について17,500本(株という場合もあり)伐採予定です。

 

②Q.低木とはどういうものですか。

 

②A.低木とは、60センチに満たないものから2メートル未満のものまであり、無秩序に広がった地被類も含みます。本数は数えられないことから、実施設計上、植樹帯撤去費を算出するために、面積換算で17千数100本と表記しているものの、それを「中高木の伐採混同して言うことは妥当ではない」と区議会で答弁がありました。

 

③Q.防火樹林帯も伐採されると火災発生時に危険になるのでは?

 

③A.いわゆる防火樹林帯と言われる公園の西側部分については、施設等を作らないので伐採はしません。ただし、防火樹林帯が防火機能を発揮するためには、樹木が健全である必要があることから、健全化を保つための間伐は行っています。さらに、手入れとしての剪定も行いますので、現在よりは減ってみえるかもしれませんが、暗いということと、防火機能の2つの面から安全性はかえって増すと考えています。

 

④Q.なぜ今回、たくさんの間伐を行うのですか。

 

④A.実施設計委託の際に、専門家による公園の動植物の生物調査を行いました。その結果、これまであまり手入れをしてこなかった公園内の緑地の構造として、林床が全体的に暗く、生育する生物が少ないなどの報告がされ、生物多様性の回復のために、一部常緑広葉樹を間引くことで様々な生物の多様化、増加が見込まれる、とのことです。再整備計画のコンセプトの中には、「四季を通じ自然豊かな森と水辺に」と謳われている計画通りに進んでおり、問題はない、と認識しています。

 

⑤Q.多目的広場は、どのように拡張するのですか。

 

⑤A.これまでは少年スポーツ広場となっていましたが、大人も利用できるよう拡張し、ナイター設置を設け、多様なニーズに対応します。野球や少年サッカーだけでなく、多世代で多様な交流が生まれる広場となります。

 

⑥Q.2期工事で予定されている、草地広場に競技用トラックを作るのはなぜですか。今まで自由に使えていた草地広場をつぶして競技用トラックを作ると危険なのでは?

 

⑥A.現在の草地広場の半分が300メートルトラック(6レーン)となりますが、公式な大会に使用できるものではないため、主に、中学校の部活や区民スポーツ団体の練習等での使用を考えているようです。

使用の際には、占用許可を取らなければなにないよう、利用枠のルールを設け、草地広場の利用者に影響が出ないように運営すると議会質問で答弁を取っています。

草地広場の周辺の広場については、さらに増加します。(体育館前広場(約3,500㎡)、イベント広場(約2,000㎡)、ステップ広場(約1,500㎡)、テラス前広場(約800㎡)や公務員宿舎跡地の多目的小広場(約800㎡)など)

 

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