私は区議となって以来8年間の議会質問で、子育て支援について取り上げなかったことは一度もありません。
私がなぜ子育て支援にこだわるのか、というと、児童虐待を防止したいからです。
自分の子を虐待したい母親はいないと思います。産後にうつ状態のため錯乱していることが多いようです。そんな時、誰も相談できる人や助けてくれる人がいなく孤独に陥っていると最悪な事態になります。
逆に、実家のお母さん、きょうだい親戚のような人が少しの間手を差し伸べてくれて、健全に子育てを応援してくれれば、きっと立ち直ることができます。
そのために、「子ども版の地域包括ケア」を構築しなければと思っています。
ファミリー・サポートの担い手を増やすこと、里親へのステップアップ、産後ドゥーラのような専門的な事を学んだ人によるアウトリーチの支援などが重層的にあり、それぞれの支援者がそれぞれのフェーズにあってコーディネーター役もしていただけるくらい、縦横のネットワークを作っていただけると最高ですし、これが地域包括ケアであると思っています。
児童相談所が移管されるのを契機に、子育ての地域包括ケアを確立することで、早い段階で児童虐待の芽を摘み、予防していける地域にしていきたいと思います。
まずは、妊娠期からの切れ目ない支援として、何度も必要性を訴え「産前産後ケア事業」を確立してきましたが、まだまだこれからであると思っています。
専門家や地域の方たちのご意見を伺いながらこれからも子育て支援に全力で取り組んでいきます。