本日、閉会中の厚生委員会が行われました。

新型コロナウィルス感染防止に配慮し、出席理事者を限定しての開催です。

いま最も大事な保健所を含む所管の委員会です。

3時間以上にわたり、熱心な議論を行いました。

今日は都内で350人を超える過去最多の新規感染者が確認され、全国的にも1200人を超えています。

区のPCR検査センターの検査体制については、医師会のご協力により週3日稼働しているとはいえ、現状は、水曜日に午前・午後の2枠、木曜日に午後の1枠、土曜日も午後1枠の・・・合計4枠の体制です。

当初は1枠につき24件の検査数だったところ、現在は75件にまで拡大しました。そのため、水曜日は150件の検査が可能に。 一人一人の待ち時間を減らせるだけ減らすことで間隔をあけずに検体採取を行えるようになったことで件数が増えたそうです。

PCR検査センターで行う検査のほか、区内9つの医療機関で検査を行っていますが、それぞれの医療機関が行っている検査数は把握していないとのこと。

今後、さらに医師会に協力を得て、検査数の拡充を目指したいとのことでした。

ただ、世田谷区では、昨日・今日の報道によれば、「いつでもだれでも何度でも」の大量検査体制を、保健所とは切り離す形で区主導で行うと区長が発表していました。

中野区は、23区のうち、新宿・世田谷に続く3番目に陽性患者数が多いとされています。人口比から言えば実質2位。中野ももっと23区をリードしていく検査体制の拡充を期待したいと思っています。

保健所の管轄である健康福祉部にそれを聞いても・・・とは思いますが、区長主導でぜひやってほしいと思います。

検査数をともかく増やすとの強い推進を❣と各委員からも発言がありました。

 

▼▼▼今日の主な報告より▼▼▼

 

 〇新型コロナウィルス感染症拡大防止にかかる予備費の充用について

 ⇒令和2年4月1日から7月22日までの地域支えあい推進部、健康福祉部所管における予備費は、7/22現在で計1億7,356万円余。

 ⇒主なものは、PCR検査センター開設(医師会委託、初度調弁)、帰国者・接触者相談コールセンターの設置(人材派遣10名、電話設置、患者移送車両運行、患者移送費、スポーツ施設(中野体育館・哲学堂・スポーツコミュニティプラザなど)の施設休業補償(令和2年2・3月分)、消毒品購入、乳児健康診査の個別健診実施、自立相談事業委託業務相談員の増、自宅療養者支援など とのこと。

  

〇(仮称)地域包括ケア総合計画策定に向けた今後の取り組みについて

 ⇒総合計画策定に向け、今年度、大規模な区民調査を行う。

15~64歳までの区民10,000人に11月以降アンケート調査。

内容・テーマは、地域包括ケアシステム構築・取り組みに関すること、ウィズコロナ、アフターコロナ社会のあり方に関すること。

⇒65歳以上については、介護保険計画の調査で最近行った詳細な調査があるのでそれを活用。

⇒アンケート調査をもとに、区民の実態把握、意見の聴取をしつつ、中野区の地域包括ケアシステムについても周知を図り、今後の総合計画における新たな指標を検討する材料にしていく。

⇒データの分析調査もいままでにないシステムで精度の高いものに。

⇒この取り組みを通じて、より多くの支え手となる区民と地域包括ケアシステムの理念を共有していく。

 ※他の計画との関連は・・・

新たに策定予定の中野区基本計画に反映し、これまで区の柱としてきた健康福祉総合計画の一部である地域福祉計画の改定過程において、全世代向け地域包括ケアシステムに関する区の基本方策を明らかにしていくとのこと。

 【今後の予定】 

令和2年11月以降 : 総合計画策定に係る調査実施

令和3年3月 :  総合計画の骨子決定

 〃 8月 : 新しい中野区基本計画

 〃 11月 : 総合計画(案)策定

令和4年3月 : 総合計画策定

 

 中野区立総合体育館の開設について

 中野区立総合体育館の開設に伴う、「中野区立総合体育館及び平和の森公園竣工記念式典」・内覧会を行う。

令和2年7月31日 : 体育館竣工

 〃 8月中旬 : 引き渡し

 〃 9月20日 : 記念式典、内覧会

 〃 〃 21日 : 内覧会

 〃 〃 22日~30日 : 一部施設無料開放

   〃 〃 10月1日 : 一般供用開始

 

なお、ネーミングライツの名前はまだ正式決定前のため、現在は、「中野区立総合体育館」という看板が大きく掲げられていますが、正式の決定した場合、命名権を持った事業者が事業者負担で看板の付け替えを行うとのことです。


 そのほか、数件の報告があり、さまざま熱心な議論を行いました。 

 

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