8月6日(木)
本日は中野区公明党議員団全員で、中野区教育委員会より小・中学校の「#オンライン学習」の現状について説明を受けました。
コロナ禍において学校に行けなくなった場合に備えて、早急に家庭でできるオンライン学習環境を整える必要性が出てきましたが、オンライン学習には、一人一台のパソコンやタブレット端末と通信ネットワーク環境の整備が必要です。
環境が整っていない家庭にも早急に支援できるよう、5月1日には補正予算が可決しました。
しかしながら、一気に需要が高まり機材等が揃わず、中学生から順次整え、現在のところ、小6までは全員整ったそうです。
中野区で利用しているツール、「おまかせ教室」、「グーグルミート」、「グーグルクラスルーム」について教えていただきました。
ICTにより、子どもたちの学習については教材ドリルや解説教材が画面上で面白く、教員用については課題の指示も成績管理もPCソフト上でできる便利なツールです。
小1用~中3用まで教材を選ぶことができるので、子どもたちは理解出来ていない場合には低学年に戻って学習ができます。塾に行かなくても遅れを取り戻したり、得意なものは自分のペースで進めることもできるという優れものです。これなら経済的に塾に行かれない子も助かります。アカウントは全員に付与されていますので、オンラインでのホームルーム開催や授業動画の貼り付け、そして、質問を受けることもできます。宿題に、自主学習に、不登校児童生徒に、活用は様々広がります。
公明党はこれまで、与党として国で「#GIGAスクール構想」(※)を掲げて推進してきました。5年計画で2023年までとなっていましたが、急ピッチに変更しています。
私の前任の岡本いさお元区議が、13年前の平成19年に中野区で初めて
「ICT(を活用した)教育を進めるべき」
と一般質問をし、教室にICT教育用の大きなテレビスクリーンを入れるなど、大きく推進をしてきました。
そして今日、一人一台の端末と家庭においてもネットワーク環境を、と時代は変わってきました。
新たな時代に、ますます大事な教育環境。一人も取り残さないためのオンライン学習環境の整備を、しっかりと後押ししてまいります。
※GIGAスクール構想
〇一人一台の端末と、高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備することで、特別な支援を必要とする子どもを含め、多様な子どもたちを誰一人取り残すことなく、公正に個別最適化され、資質・能力がいっそう確実に育成できる教育ICT環境を実現する
〇これまでの我が国の教育実践と最先端のICTのベストミックスを図ることにより、教師・児童生徒の力を最大限に引き出す