この度、ご近隣の住民の皆さまから寄せられた課題をもとに調査したことについてお知らせ申し上げます。

地元の皆さまはご存じかと思いますが、中野区でも屈指の迷路のような木造住宅密集地域の野方二丁目には「遊歩道」があります。この遊歩道は外からみえない「水路」となっており、いわゆる「暗渠(あんきょ)」です。

レンガ調の道路いわゆるインターロッキングの歩道ですが、インターロッキングには目地があるため、近年、植物の種が入り込み雑草が生えることも多くなりました。沿道にお住まいの方たちが草刈り作業をされていましたが、最近は住民も高齢化していることや、空家が出てくるなど、草刈りをするのは困難とのお声がありました。

この遊歩道はいつどうして作られたのか、調べてみました。

遡ること30年前頃のこと。水路に"ふた掛け"が行われ道路として使用されていましたが、平成の始め頃に「野方二丁目遊歩道整備事業」として、当時流行していたデザインとすることが決まったそうです。そして現在のレンガ調のコンクリート(インターロッキング)になったのです。工事は、平成4~5年にかけて行われました。

遊歩道として機能させるため、緊急車両以外は入ることのできないよう、車止めを設置しています。

 近年の課題に対して、沿道住民の方は良い方法がないものか悩まれていました。

除草剤などを撒いていらっしゃるお宅もありました。しかしそれもお金もかかり、環境的にもあまり良いことではありません。

地元の方たちは、沿道の植栽を剪定している業者さんに、道路の草取りもしてほしいと伝えましたが、それはできないと言われました。住民にとってみれば、区から委託を受けている事業者に言ってできないと言うことは、すなわち区役所はやらないということなのだと思ってあきらめていました。

【そこで、調査して分かったこと】

このような声を受けて、甲田ゆり子は、調査をしてみました。すると、この道路は中野区の道路課が管理しているため、草刈りは道路課で行うことが分かりました。ただし、植栽(花壇)については、公園緑地課が所管し、剪定は専門事業者に委託しています。

ちなみに、植栽の剪定作業は毎年1回で、低木は春5月頃、金木犀などの中木は秋に剪定しています。(2021年現在)

要は、行政の縦割りによって、地域住民の声が担当窓口に届いていなかった、ということなのでした。

 【なので、今後は・・・】

これまで沿道の方々がお困りになりながらも御自力で遊歩道の清掃や草刈りをされてこられた事に敬意を表し感謝を申し上げます。

今後も、沿道の皆さまが安心して生活ができ、地域の皆さまも気持ちよく散歩することができますよう、以上のことをご理解いただき、遊歩道の事でお困りの際には、担当課窓口へ直接ご連絡・ご相談していただくと解決できます。

ニュースを作成しました。

 今後も、お困りごとはお気軽にご相談ください。

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