平和を学び考えつなげよう
中野区主催の「平和のつどい」(なかのZERO小ホール)に参加しました。
私は、ほぼ毎年参加していますが、今回は中野区の中学生の代表10名が昨年12月に広島へ行ってきた報告会があり、とても素晴らしい企画でした。
この平和学習中学生派遣事業は、我が会派からかねてより提案。私も自身の質問に取り上げたこともあり、昨年実現したことが嬉しいです。
戦後79年のいま、語り部の被爆被害者や被爆2世の方々が高齢化しています。
広島県の小学生に、8月6日に何が起きたか知っているかとアンケートをしたところ、なんと2割がまったく知らないと答えたそうです。
そんななか、中野区の中学生たちが戦争や核兵器の残酷さ、平和の尊さを現地で学んで感じたことの報告を聴いて感動しました。
改めて、子どもたちが原爆について知る機会が大切と実感。
平和旅を事前、事後にわたり後押ししてくださった、佐々木祐滋(ささきゆうじ)さんが報告会に先立ち、講演。
この方は、なんと広島の原爆被害で有名な、折り鶴の少女、佐々木禎子「ささきさだこ」さんの甥っ子さんだそうです。
とはいえ、禎子さんは12歳で被爆の影響で亡くなっているので、祐滋さんはお祖父さんから聞いた話をもとに、24年前から語り部の活動を続けていらっしゃるそうです。
折り鶴は、この佐々木家から中野区の総合体育館の中にある平和資料展示室にも寄贈され展示されてています。
貴重なお話をたくさん聞くことができました。
この思いを後世に伝え、一人ひとりの心から、絶対に戦争の起きない、起こさない、時代•社会をつくろう!と会場が一つになったような気がしました。