加齢性難聴による「補聴器」購入費用の助成がこの8月より始まりました
◆当施策は、公明党議員団として2023年の選挙公約としていました。
◆私、甲田ゆり子は、2022年11月の一般質問で購入費用助成について検討をするよう求めていました。
◆2023年度(令和5年度)は検討の準備期間となっておりましたが、2024年度(令和6年度)から購入費用の助成制度開始となりました。
★助成の上限金額は4万5千円。両耳の場合は9万円まで助成されます。両耳とも助成するのは23区で初となります。
★補聴器は眼鏡を作るのと同じように、ご自分に合ったものをきちんとつくる必要があります。補聴器購入の際は、まず耳鼻咽喉科で医師に診てもらい、医師の意見書を持って専門店に行き、見積もりをしてください。
▼詳しくは、中野区ホームページをご覧ください▼
高齢者の方へ、補聴器購入費用を助成します(8月1日受付開始)
PDF : 補聴器購入助成チラシ
令和4年11月28日中野区議会本会議(第4回定例会)甲田ゆり子一般質問より抜粋
質問 高齢者の補聴器購入助成事業について伺います。
加齢性難聴の補聴器の購入助成については、我が会派として、議会での議論を経た上で適切に事業を開始すべきと考えています。昨年10月の陳情審査の議論の中で、区は、東京都の高齢社会対策区市町村包括補助という制度があるものの、活用要件が限定されていることや、東京都と協議が必要なことなどを挙げられていました。もし、これを事業として実施する場合には、年齢や所得など、どの範囲であれば東京都から補助金が交付されるのか、改めて伺います。
また、今後、実施による効果、区民間の公平性や制度の持続可能性、また、他区の実施状況も見極めながら検討していきたいとの答弁もありました。これについて、令和3年度、令和4年度での変化等があったかどうか、また、検討状況についてお示しください。
高齢者の健康的な生活にとって、聞こえとコミュニケーションの確保は重要です。補聴器の購入助成とともに、様々な最新機器やツールを取り入れ、利用方法の支援をすること等を検討していただくよう要望し、この項を終わります。
答弁 地域包括ケア推進担当部長
私からは、健康施策についての御質問のうち、高齢者の補聴器購入助成事業についてお答えいたします。
初めに、東京都の補助の基準についてです。高齢者の補聴器支給等に対する東京都の補助の考え方につきましては、障害者総合支援法に基づく補聴器の支給対象者を除くこと、年齢制限や所得制限など対象者が限定されていること、専門医による診察及び聴力検査の結果に基づき必要性が確認されていること等が示されております。
次に、補聴器購入助成制度の導入に向けた検討状況についてです。特別区では、令和3年度に4区、令和4年度にはさらに2区が、高齢者への補聴器の購入助成を開始しており、令和4年度現在、16区が補助を行っているものと把握しております。
中野区といたしましても、他区の状況を踏まえながら、高齢者の社会参加を目的として、導入の検討を始めたいと考えております。