2025年のなかの東北絆まつりが10/27、10/28の土日で無事終わりました。
きょうは、私自身のなかの東北絆まつりに対する思いを書きたいと思います。
長文になりますが、よろしければお付き合いください。
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東北の笑顔と中野の元気が出会う場所――。
「なかの東北絆まつり」は、復興支援から始まり、今では地域と地域をつなぐ大切な行事へと育っています。
その軌跡と、まつりに込めた私の思いを綴りました。
中野区と東北の絆が始まった日
中野区では、2012年から東北の復興支援と風化防止を目的に「東北復興大祭典なかの」を開催してきました。
私はこのお祭りの趣旨に深く共感し、議員連盟の一員として立ち上げ当初から携わってきました。
以来、ねぶたのパレードや模擬店を通じて、区民の皆さんと共に東北への思いを形にしてきました。
こうした取り組みを重ねる中で、「毎年このお祭りを楽しみにしている」という区民の声も多く聞かれるようになりました。

「復興」から「絆」へ――名称に込められた願い
新型コロナ禍で規模を縮小した年もありましたが、今年で開催14回目を迎えました。
2022年には名称を「なかの東北応援まつり」とし、翌2023年からは「なかの東北絆まつり」へと進化。
中野区と東北各地の交流が深まる中で、「絆」という言葉がふさわしいお祭りへと発展しています。
私はこの間、岩手県盛岡の「さんさ踊り」や、青森の「ねぶた祭り」、山形の「花笠まつり」、福島の「わらじまつり」などを現地で見学し、東北の文化や人々の思いに触れてきました。
特にねぶたは、芸術性の高さだけでなく、戦争や震災などの困難を乗り越えてきた「復興の象徴」でもあると感じています。
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中野区と東北各地をつなぐ協定
こうした文化交流の積み重ねにより、中野区は青森市、黒石市、山形市などと災害時相互応援協定を締結。
お祭りを通じた縁が、いざという時の支えあいの基盤にもなっています。
東北の復興はまだ道半ばですが、この絆まつりが将来的には、東北以外の被災地支援にも広がる――そんな未来も描けるのではないでしょうか。![]()
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区民・企業・職員――支え合いで成り立つお祭り
「区の職員を総出でやる必要があるのか」「税金を使いすぎていないか」といった声も時にあります。
しかし、12年以上続く中で、今では多くの区民がパレードや東北グルメを楽しみにされています。
さらに、「なかの東北絆まつりがあるから中野区を選んだ」という新卒職員の声まで聞かれるようになりました。
ふるさと納税でも「なかの東北絆まつりの開催」を目的に寄附を選んでくださる方が増え、昨年は約500万円が集まったそうです。
また、地元企業からの寄附も厚く、私の前職・明治安田生命は約110万円を寄附してくださいました。
全国104名の社員が「中野の東北絆まつりを応援したい」と募金してくださり、その気持ちが集まりました。
その思いに区から感謝状が贈られ、私も同席させていただきました。
このお祭りは、まさに多くの人の「真心」で支えられています。
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雨にも負けず――2025年の絆まつり
今年の「なかの東北絆まつり」は、2日間とも雨の予報でしたが、パレードの時間だけは雨がほとんど降らず、まるで皆さんの思いが天に届いたかのようでした。
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さらに楽しく、誰もが参加できるお祭りへ
今後は、もっと多くの方が楽しめるように――
例えば、沿道に高齢者や障がいのある方、お子さんが座って観覧できる席を設けたり、桟敷席・特別席をつくって協賛いただける仕組みを導入しても良いと思います。
ねぶたの跳人衣装は一般参加も可能ですが、レンタル費用が高いという声もあります。
衣装の貸し出しや着付けのボランティアを組み合わせ、無料で参加できる仕組みを作るのも一案です。
また、山形の花笠踊りはとても華やかで魅力的です。
区民の皆さんが踊りの練習を重ね、阿波踊りのように連を組んで一緒に参加する――そんな展開も素敵だと思います。
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「中野から東北へ、そして未来へ」
昨年は、議連の仲間と盛岡の「わんこそば大会」や跳人練習会を前夜祭として企画していましたが、解散総選挙の影響で中止となりました。
また新しい形での前夜祭や関連イベントを企画し、さらに魅力的なまつりに育てていきたいと思います。
「復興」から「絆」へ。
そして「未来」へとつながるお祭りとして、これからも皆さんと一緒に歩みを進めてまいります。
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最後までお読みくださり、ありがとうございました。
皆さんもぜひ、来年の「なかの東北絆まつり」で一緒に東北の熱気と笑顔を感じてください!









