皆さま、こんにちは。中野区議会議員の甲田ゆり子です。
このたび、公明党は立憲民主党と新党を結成することとなり、本日、その新党の名称が「中道改革連合」と発表されました。
あまりに急な展開に、私自身も正直、驚きの中にあります。頭の整理が追いつかない部分もありますが、報道発表や党からの説明、公明党サブチャンネルでの配信なども確認したうえで、やはり一地方議員として、現時点での率直な思いを自分の言葉でお伝えしたいと思い、ブログに書き残します。
■ 「大義なき解散総選挙」への強い違和感
まず、今回「解散総選挙が行われる」と決まった以上、私たちはこれに対抗しなければならないと考えています。
いま、高市さんが「女性初の首相」として大きな注目を集め、支持率も高いことは理解しています。しかし、支持されているのは高市さん個人であり、自民党そのものが信任を得たわけではありません。
政治とカネの問題に明確なけじめをつけないまま、党首を変えただけで“刷新”を演出する――今の自民党には、まだ反省と説明が必要なのではないでしょうか。
少なくとも石破さんの時代までは、友党・公明党に対する誠実な対応がありました。しかし現在は、公明党に対してというよりも、国民に対する誠実さが感じられない。そう感じているのは私だけではないはずです。
■ 現場(自治体)に押しつけられる混乱
昨年末の補正予算でも、本来、物価高で苦しむ庶民に対してスピーディーな支援が求められました。選挙では「現金給付」を公約に掲げていたにもかかわらず、「国民の理解を得られなかったので行わない」として、結果的に子育て世帯向け給付に限定。あとは地方への重点支援交付金で「自由に使ってください」という形になりました。
その結果、本当に苦しんでいる“子育て世帯ではない”方々にどう支援を届けるのか――自治体が頭を悩ませ、議論を重ね、年度内に給付等の事務を完了しなければならない状況が続いています。
予算議会が始まるこの超多忙な時期に、自治体職員の皆さんが必死に実務を回してくださっている。
その現場が大混乱している中で、いきなり解散を打つ。しかも内閣発足から何か月も経って、今さら「国民に信を問いたい」――私には到底、理解できません。
■ 災害・緊急事態の中でも“政治日程優先”なのか
現在、山梨県大月市で山林火災が発生するなど、危機的な地域もあります。そのような時期に、政治側の都合で選挙を強行することは、現場への配慮に欠けます。
看板やポスターなどの準備も超特急で進めなければならず、自治体職員だけでなく、多くの事業者・団体にも多大な影響が生じます。
そして何より、準備に時間をかけられない選挙は、現職が圧倒的に有利です。
さらに、維新の大阪府知事・大阪市長が、大阪都構想を賭けて辞任し、衆議院と同日に出直し選挙を行うという報道もあります。これには、非常識さと無責任さを感じざるを得ません。首長が予算議会の時期に辞職して空白をつくり、混乱を重ねる――これは自治体運営として到底、まともとは言えません。
■ 「大衆とともに」――公明党が貫いてきた原点
私たち公明党は、結党以来一貫して「大衆とともに」を掲げてきました。
これは、庶民一人ひとりの生活こそが最も大切だという「人間主義」に基づく政治です。
公明党の言う「中道」とは、単なる“右と左の中間”ではありません。
「道に中(あた)る」――つまり、人間中心の社会を築くということ。その先に平和の追求があると私は考えています。
斉藤鉄夫代表が言うように、現政権にも良い点はあります。私も、何でも反対すればよいとは思っていません。しかし、公明党が果たしてきた“ブレーキ”が利かなくなり、政権が右傾化していくことには大きな危機感を抱いています。これは無党派層の方々からもよく聞く声です。
■ 「バランスが取れてきた政治」を壊す解散
いまの政治状況は、与党が野党の声にも耳を傾け、必要な政策を前に進める“バランス”が取れてきていた局面でした。
公明党も汗をかきながら、
「103万円の壁」への対応や、高額療養費制度の継続、高校無償化など、野党と協力して政策を前に進めてきました。
数がないからこそ、政権与党が謙虚になれた――そのメリットが働き始めていたのです。
ところが、ここで突然の解散総選挙が行われれば、まじめに政策で勝負してきた公明党は、小選挙区では勝ち目がありません。候補者を立てなければ訴えが届かず、立てたくても勝てない。小さい政党に不利なのが衆議院の小選挙区制度です。
私たちはクリーンな政治を貫き、政府系ファンドの創設による食料品の消費税減税や奨学金減税などを掲げています。しかし、選挙でさらに小さくなれば、公約を果たすための力そのものが削がれてしまいます。
■ 苦渋の決断――それでも前へ進む
こうした危機感を共有していたからこそ、野党第一党である立憲民主党の野田代表も「このままではいけない」と決断されたのだと思います。
公明党も立憲民主党も、断腸の思いであることは間違いありません。
それぞれに友党があり、信頼関係のある議員も多い。地方議会にいる私たちにも、それは痛いほど分かります。
しかし、信頼する仲間のことを思っても、自分たち自身が政治の場で存在できなくなってしまえば元も子もありません。
前に進むも勇気、後ろに下がれば絶壁――そんな状況です。
私は、よく考えれば考えるほど、公明党と立憲民主党双方の首脳の思いが理解できると思い至りました。
そして私自身も、決心し、腹を決めました。
■ いまこそ「中道改革」の旗を掲げて
立党精神である「大衆とともに」に立脚し、いまこそ「中道改革」の旗を高く掲げ、国民全員の幸せをつくる政治を前進させていこう――そう心から思います。
色々と批判する人もいるでしょう。もっともらしい言葉で煽る人もいるかもしれません。
しかし、小異を捨てて大同につく覚悟なくして、大きな改革はできません。これこそが本当の「道に中(あた)る」ことだと私は信じます。
公明党の衆議院議員は全員、公明党を離党し、新党「中道改革連合」に参加します。私たちも身を切られるような思いです。けれど、必ずや多くの心ある皆さまが結集する軸となり、政治を良い方向へ導いてくれると信じています。
地域の中で、皆さまにしっかり理解していただけるよう、丁寧に訴えてまいります。
どうか皆さま、「中道改革」――ともどもに応援してまいりましょう。
そして、国民の手に政治を取り戻していきましょう。
何卒、よろしくお願いいたします。
公明党・公式Xより
【新党結成の真意とは】 2026年1月15日、斉藤代表は立憲民主党・野田代表と会談し、新党結成に向けた合意を発表。 なぜ今、新党なのか。 この決断に至った背景は何だったのか。 そして、公明党はこれからどこへ向かうのか。 斉藤代表本人に、正面からぶつけました。 その真意を、ぜひ動画でご覧ください。 youtu.be/mHM0DQSTcqQ









