大先輩とともに、ご用聞きの地域まわり

初夏を思わせる陽気となった本日、20年近く前に中野区から西東京方面へお引越しされた89歳の大先輩・Tさんが、久しぶりに地域まわりに来てくださいました。

「選挙のときだけ来るなんて言わせない」

そんな思いで、このところ地域を歩く機会を重ねています。

Tさんと一緒に歩いていると、かつてのお知り合いの方々が「あら、Tさん!変わらないねえ」と声をかけ、足を止めてくださいます。再会を喜びながら、一緒に記念の自撮り撮影もしました。

きょう歩いたのは、沼袋駅周辺から妙正寺川沿いを松が丘方面へ。松が丘は、かつてTさんがお住まいだった地域です。

訪ねた先には、近所で何とか暮らしを続けておられる高齢の方々が多く、90歳前後の方ばかりでした。
「私の母も、生きていたら今年89歳だなあ」――そんなことを思いながら、皆さんのお話を伺いました。

足が悪くなり、ほとんど家で過ごしている方。
つい最近まで町内会役員として頑張っておられた方。
編み物の講師をされていた方。

皆さん口をそろえて、「もうお役目は終えたわ」とおっしゃいます。

まだ人の手は借りたくないと言いながらも、介護サービスを利用されている方、これから考えている方。それぞれが抱えている困りごとや、行政への思い、不安や不満をたくさん話してくださいました。

言葉数は少なくても、「来てくれて安心した」と言ってくださる方もいました。

そんな中で、共通していたのは、多くの皆さんが、私のような若輩者に対して、

「忙しいでしょう。身体に気をつけて頑張ってくださいね」

と、温かい労いの言葉をかけてくださったことです。

その姿に、こちらが励まされ、胸が熱くなりました。

Tさんは、静かに微笑みながら、

「聞いてくれることが大事なんですよ」

とおっしゃいました。

2時間半、徒歩でノンストップ。
立ち話で一人ひとりの声を聞き、励まし、水も飲まず、一度も座って休憩することもなく、まっすぐ歩き続けられたTさん。

「次のあなたの選挙の時は90だから、もう来られないかもしれない」

そう言われてから、もう3年が経ちます。その間も何度も足を運んでくださっているのです。

本当に、感謝、感激、感動です。

また、徒歩の途中、赤ちゃんをバギーに乗せた若いママさんにもお会いしました。松が丘助産院でデイケアを受けた帰りだとのこと。産後ケアの創設にかかわった話をさせていただきました。

産後ケアのデイケアを受けると気持ちも身体もすっきりして癒されているとの声を聴き、嬉しくなります。

勢いそのままに、商店街にも顔を出しました。あるお店の奥さんとも話が弾み、地域の今をまた教えていただきました。

地域の隅々まで歩ききることは簡単ではありません。
それでも、人のために尽くしてこられた大先輩方の姿勢に学びながら、これからも顔と顔を合わせる対話を大切に、地域のために力を尽くしてまいります。

写真をAIでイラストイメージにしてもらいました
写真をAIでイラストイメージにしてもらいました

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