98日、中野区議会第3回定例会で一般質問に立ちました。
今回は、「中野に暮らし続けられるために」との視点から、区民の皆様や区内団体から寄せられた声をもとに、18項目について質問しました。主な質問と答弁の概要をご報告します。


1 中野区版・ベーシックサービスについて

① 現場の声を制度改善につなげる仕組み


制度につながらなかった相談や、既存制度では解決できなかった課題を集約・分析し、所管を越えて制度改善や予算措置につなげる仕組みを構築してはどうか。

答弁
潜在的なニーズを可視化する重要な取組と認識している。地域ケア会議などを見直し、課題を効果的に集約・共有して施策へ反映する方策を検討する。

中野区版・ベーシックサービスの体系化


所得・年齢・介護度などの要件や、対象拡大・無償化等の財政負担と効果を全庁的に検証し、「中野区版・ベーシックサービス」として政策や予算に反映してはどうか。

答弁
既存サービスは各所管で妥当性や効果を検証し、見直し・改善を行う。全庁的な調整が必要な事項は優先度を踏まえて検討し、先行自治体の事例も調査・研究する。

介護事業所とケアマネジャーの実態調査


介護事業所の経営や人材不足、人材紹介会社への支出、ケアマネジャーの処遇やシャドーワークなどについて、早急に実態調査を行うべきではないか。

答弁
既存調査で採用・離職や業務負担等を把握しているが、十分に把握できていない項目もある。現場の声を聞き、追加調査の項目や方法を検討する。

中野区版・介護人材確保・定着支援策


都制度の対象外となる介護人材への住宅支援や定着支援、外国人介護職員の合同研修・交流など、中野区独自の支援策を構築してはどうか。

答弁
国・都の支援範囲や区内事業所の課題を把握し、他自治体の取組も踏まえて必要な支援を検討する。外国人職員への研修・交流支援も事業所連絡会と連携して検討する。

介護認定の迅速化


介護認定の改善状況について、申請から認定までの平均日数や30日以内に処理できた割合を示し、今後の対策を伺う。

答弁
今年46月申請分の平均は約46日、30日以内の認定は3.7%で、引き続き改善が必要。調査員や委託先の確保、各工程の見直しにより期間短縮を進める。

2 子ども・若者を切れ目なく支える仕組みについて


⑥ 多胎児家庭の産後ケア拡充


多胎児家庭の負担を踏まえ、産後ケアの利用日数・時間数を、双子は2倍、三つ子は3倍と、子どもの人数に応じて拡充してはどうか。

答弁
今年度から通常の1.7倍に拡充した。今後については、多胎児家庭の利用実績やニーズを踏まえて検討する。

きょうだい児の預け先支援


上の子を預けられず産後ケアを諦めることがないよう、一時保育やベビーシッターなどの情報提供・相談を行い、必要なサービスへ一体的につないではどうか。

答弁
すべての受入れニーズに対応することは難しいが、産後ケアの案内と併せて、ベビーシッター利用支援など預け先の情報提供を充実させる。

養育支援家庭への継続的な支援


継続支援が必要な家庭には、子どもが1歳を過ぎた後も、信頼関係を築いた助産師や産後ドゥーラなどが関わり続けられる仕組みを検討してはどうか。

答弁
現在の事業効果を分析し、導入した場合の効果や課題、他自治体の取組も踏まえ、養育支援家庭への派遣について研究する。

乳児等の緊急受入先への助産院の活用


乳児等の緊急時の受入先として、乳児院や医療機関に加え、区内助産院とも児童相談所が協定や契約を結ぶなど、連携体制を構築してはどうか。

答弁
助産院での緊急受入れは、これまで一般的ではなかった。今後、関係機関と情報共有し、相談していく。

中野区版・発達支援ロードマップ


既存の「発達支援全体図」や「のびのび」を充実・更新し、出生から就学までの支援の流れと各機関の役割を示すロードマップを作成してはどうか。

答弁
既存資料の整理・統合も含め、他自治体を参考に、保護者と関係機関が共通して活用できる分かりやすい情報提供を引き続き検討・充実する。

若者が目的を問わず過ごせる居場所


ナカノティーンズベースの対象を大学生年代、少なくとも19歳まで拡大することも含め、若者が気軽に過ごせる居場所を増やしてはどうか。

答弁
ナカノティーンズベースの対象年齢拡大は検討していない。一方、39歳まで利用できる若者フリースペースについて、ニーズを踏まえた充実を検討している。

若年女性への居場所型支援


若年女性が安心して立ち寄り、人とつながりながら、必要に応じて相談や専門支援につながれる「居場所型支援とアウトリーチ」を検討してはどうか。

答弁
若年女性が安心して立ち寄り、人とつながれる居場所の必要性を認識している。新たな男女共同参画センターで、居場所と相談・専門支援をつなぐ仕組みを検討する。

性的マイノリティへの相談・交流機能


新たな男女共同参画センターに、性的マイノリティを含む多様な方が安心して相談・交流できる機能を設け、構想段階から当事者等の意見を反映してはどうか。

答弁
多様な方々や団体が活動し、交流できる機能を備える予定。構想段階から当事者や関係団体の意見を伺い、様々な視点を反映していく。

3 誰もが移動しやすいまちづくりについて


⑭ 買い物等の短時間駐輪の確保


買い物や通院などの短時間利用を区民生活に必要な移動手段と捉え、駐輪需要や利用実態を把握し、駅周辺のまちづくりに反映してはどうか。

答弁
中野駅周辺に約6,000台の公共的駐輪場を整備する計画。定期利用と一時利用の台数を適切に配分し、買い物利用者にも使いやすくする。

商業施設の駐輪場の活用促進


路上駐輪の状況や駐輪場の使われ方を把握し、商業施設に対して、利用しやすい駐輪環境の整備への協力を求めてはどうか。

答弁
附置義務駐輪場があっても路上駐輪が多い場合は、施設管理者に利用案内や自転車の整理などを依頼している。今後も引き続き協力を求める。

アトレ中野の駐輪場


12
月に開業する中野駅の新たな駅ビルには、何台分の自転車駐車場が、どこに設置されるのか。

答弁
駐輪場は310台分。線路北側の囲桃園跨線橋付近、中野駅側に設置する届出が出されている。

中野駅でのベビーカー貸出サービス


中野駅をモデルとして、JRやアトレなどと連携し、無料のベビーカー貸出サービスを試行的に始めてはどうか。

答弁
JR
東日本の関連会社が都内の複数駅で事業を実施している。中野駅での実施についても働きかけていく。

4 その他


生ごみ減量と環境行動ポイント


事業の申請実績や2,000ポイントの設定根拠を伺う。利用状況や減量効果、継続状況を検証し、幅広い区民の行動を後押しする制度へ改善してはどうか。

答弁
4
8月の申請は47件、ポイント申請者は21人。ポイントは機器価格のおおむね1割相当で、今後も使用状況等を把握し、制度改善を検討する。


今回の質問では、前向きな答弁があった一方、さらに踏み込んだ取組を求めていく必要がある課題も明らかになりました。

いただいた答弁を一つひとつ確認し、区民の皆様の声が具体的な制度やサービスの改善につながるよう、今後も粘り強く取り組んでまいります。

▼ 質問全文はこちら ▼
R8.3定甲田ゆり子一般質問.pdfをダウンロード  

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