若者の声を聴く――「住み続けたい」をかなえる中野へ
本日から、若い世代の皆さんの率直な思いやご意見を伺う「若者の声」の取り組みを始めました。
今後、できれば毎週のように若者の声を聴き、随時、発信していきます。
SNSや公式LINEのDMで、ぜひ皆さんのお声もお聞かせください。
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まずは手始めに、いつも応援していただいている方からお話をお聴きしてみました。
一人目は、30代の独身男性Fさんです。
Fさんは、中野駅周辺のコーヒー店などを巡るのが趣味で、さまざまなお店で多くの方と話をしています。そんなFさんから伺ったのは、「中野が好きで、これからも住み続けたい」と願う若者を代表するような声でした。
まず挙がったのは、家賃の問題です。
中野を好きな若者は多い。しかし、家賃が高く、実際に住み続けられるのかという不安がある――。
家賃補助ができないかという話に対し、私が「一律の家賃補助は財源面の課題が大きく、対象や政策効果を明確にする必要があるんですよね」とお話しすると、そこから、
「未来をつくる若者を、まちとして応援できないか」
という提案へと議論が広がりました。
例えば、中野には沖縄のエイサーなど、地域に根差して活動する団体があり、毎年、中野駅周辺で大きな祭りが開かれ、地域の催しにも出演しています。
Fさんは、政治や行政がイベントを応援するだけでなく、コミュニティの中に入り、活動する一人ひとりに「何に困っていますか」「どんなことをしてほしいですか」と声を聴くことが大切だと話してくれました。
自分たちの活動が中野から応援されていると感じれば、その思いは、自然と「もっと中野のために何かしたい」という力に変わっていく。今すでに頑張っている人たちを応援することが、中野らしい文化や面白さを育て、まちの独自性にもつながるのではないか――。
とても大切な視点だと思います。
未来を拓く政策を
私はこれまで、常に「いま一番困っている人を支える」ということに力を注いできました。だからこそ、私自身に少し足りなかったのは、「未来をつくる人への投資」という視点だったのかもしれません。
地域の活力が失われていると嘆くのではなく、中野を愛し、中野で活動する若者を応援する。そのことが、将来、まちの力となって返ってくるという発想を持つことです。
中野区には20代、30代の若い人が多く住んでいますが、家庭を持つことなどをきっかけに、区外へ転出する人も少なくありません。若い世代の入れ替わりが多いため、継続的な施策の対象として捉えにくかったことも事実だと思います。
しかし、中野区内の飲食店や中小企業で働く方、地域の活動や文化を支えている方々を応援し、「中野に住んだ方がいい」「ここでもっと人とのつながりを広げたい」と思っていただける環境をつくることはできます。
若い世代を、単に支援を受ける側として見るのではなく、中野の未来を一緒につくる担い手として応援していく。その視点が大切なのだと気づかされました。
すべての基盤は、コミュニティ
防災、防犯、子育て支援、福祉、医療、介護は、もちろん重要です。しかし、その土台には、人と人とのつながりがあると思う。
町会・自治会など、これまで地域を支えてきたコミュニティを大切にしながら、若い世代がつくる新しいつながりにも光を当て、応援していくということです。
Fさんからは、「私たちも地域で話をしていくので、きっかけとなるような“ツール”がほしい」との言葉もありました。
「中野に住んでいると、こんな良いことがある」「これから、こんな中野をつくろうとしている」と、友人や仲間に分かりやすく伝えられる、目に見える材料のことだと受け止めました。
若い皆さんが手に取り、対話に使えるような発信の工夫も必要です。
続いて、3歳の女の子を育てる30代のご夫婦にもお話を伺いました。
どんな中野なら子育てしやすいか
「中野駅周辺には、ベビーカーで入りやすく、家族で利用できるお店が少ない」
「子ども用品を買えるお店も少ない」
「子ども乗せ電動自転車は高額なので、購入への補助があると助かる」
といった、子育て真っ最中だからこその声が寄せられました。
また、「中野は便利で住み続けたい。でも、同じ家賃であと一部屋、二部屋広い家に住めるなら、通勤時間が長くなっても引っ越した方がよいと考える人は多い」との率直な意見もありました。
一方で、「まちの居心地が良ければ、自宅が少々狭くても、中野に住み続けることが選択肢になるかもしれない」とも話してくださいました。
住宅の広さや家賃だけでなく、子どもと出かけやすい、家族で過ごせる場所がある、人とのつながりを感じられる――。
そうした、まち全体の居心地も、若い世代が中野に住み続けたいと思える大切な条件なのだと感じます。
“女性の健康”が大切だと思いを改めた男性の声
そして、先日開催した女性の健康に関するフォーラムについても、嬉しい感想をいただきました。
参加してくださった男性から、
「あの話はとても良かった。男性こそ聴くべき内容だった。次に開催されるときは、男性の仲間を誘いたい。妻やパートナーが参加しなくても、男性の意識が変われば、パートナーも喜ぶと思う」
と話していただきました。
女性の健康は、女性だけの課題ではありません。家族や職場、地域の男性が正しく知り、理解することが、女性が健康で活躍できる環境づくりにつながります。
今回伺った声には、若者の定住、住まい、子育て、商業環境、コミュニティ、文化、そして女性の健康と、多くの政策の種がありました。
若い世代の声を、ただ「聴いた」で終わらせず、一つひとつ、これからの政策につなげてまいります。
中野に住み続けたいという思いを、あきらめなくてすむまちへ。
いま頑張っている人を応援し、その力が次の人へ、そして中野の未来へとつながっていくまちを、皆さんと一緒につくっていきたいと思います。









